ドイツで人種差別に関する包括的な報告書が発表

第2ドイツテレビ(ZDF)で、ドイツの学校における人種差別に関するニュースが取り上げられていたのでメモ。

2023年1月11日、ドイツの移民・難民統合問題調査委員会は、人種差別に関する包括的な報告書を提出した。これは、人種差別について学術的に調査した報告書としては、ドイツでは初めてのものとなる。

その中で、学校での人種差別として、生徒二人がまったく同じ間違いをした場合、「ムラト」という名前の子は「マルクス」という名前の子より悪い点数をつけられる、という例があげられている。 

リーム・アラバリ・ラドヴァン(Reem Alabali-Radovan)調査委員によると、調査結果では、22%の人が「人種差別を経験したことがある」と答え、90%の人が「ドイツには人種差別がある」と答えている(ニュースの通訳者は19%と言っていたが、他の情報と付き合わせると、90%の間違いだと思われる)。

また、これに対し、政府がすべきこととして、

  • 誰でも相談できる中立的な相談窓口の設置
  • 移民・難民組織のカウンセリング体制の拡充 (ニュースの通訳者は「助言体制」と訳していたが、「カウンセリング体制」のことだと思われる)
  • 被害者組織の強化
  • 専門家委員会による人種差別の境界線の明確化

などが提案された。

このニュースについては、Elizabeth Schumacherによる’Racism poses a threat to Germany’s democracy‘という記事がより詳しい。

なお、ジョンズホプキンス大学のAmerican Institute for Contemporary German Studiesのサイトによると、リーム・アラバリ・ラドヴァンは、連邦議会議員(ドイツ社会民主党;2021年〜)。2023年1月現在、国務大臣と移民・難民統合担当委員を務めている。

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