活動目的・活動内容:
本研究会は、社会的公正の観点からインクルージョンを重視する立場に立ち、インクルーシブな場づくりや関係性を学校内で実現していくことを目的に、多様な差異の間に現に存在する不均衡への感受性を高める教材や教育プログラム(「社会モデル」の考え方を学び、身につけるための教材・教育プログラム)を開発し、それを実施する人たちに必要な支援を提供する、有志のグループです。
主な活動内容としては、
(1)「社会モデル」の考え方を学び、身につけるための小学生・中学生向け教材・教育プログラムの開発
(2)開発した教材・教育プログラムを共有・検討することを目的とした研究会の開催(隔月)
(3)2で提供する教材・教育プログラムの使用・実施にあたり必要な支援(研修等)の提供
を行っています。
研究会メンバー:
飯野 由里子
東京大学教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター 特任助教
ジェンダーと多様性をつなぐフェミニズム自主ゼミナール(ふぇみ・ゼミ) 運営委員
OTD(組織変容のためのダイバーシティ)普及協会 運営委員
平林 ルミ
学びプラネット合同会社 代表
東京大学教育学研究科 教育学研究員
活動履歴一覧:
2019年度
- 2019年8月26日 小学生向け「社会モデル」教材の製作に向けたキックオフ・ミーティング
- 2019年12月11日 小学生向け「社会モデル」教材を使用した試行授業の実施(6年生)
2020年度
- 2020年11月1日 教員向け「社会モデル」セミナーの開催(学びプラネットとの共催)
- 2021年1月17日 教員向け「社会モデル」ワークショップの開催(学びプラネットとの共催)
- 2021年2月16、17日 小学生向け「社会モデル」教材を使用した授業の実施(5年生、2クラス)
- 2021年2月21日 「社会モデル」にもとづく建設的対話のあり方について学ぶセミナーの開催(学びプラネットとの共催)
2021年度
- 2021年4月 障害の「社会モデル」に関するレクチャー動画の制作・提供
- 2021年4月25日 「社会モデル」セミナーの開催(学びプラネットとの共催)
- 2021年4月27日 第1回実践報告会の開催(ダイバーシティ教育定例研究会との共催)
- 2021年6月 小学生向け「社会モデル」教材を使用した授業の実施(6年生3クラス *山形県酒田市の小学校との連携)
- 2021年7月18日 「社会モデル」メガネで見る学校の偏り発見ワークショップの開催(学びプラネットとの共催)
- 2021年7月24日 第2回実践報告会の開催(ダイバーシティ教育定例研究会との共催)
- 2021年8月21日〜30日 日本教育心理学会第63回総会で研究報告(タイトル:「合理的配慮における子どもと学校の対話プロセスの分析ー読み書き障害のある子どものICT活用に焦点をあてて」)
- 2021年10月5日 吹田市教育センター主催「社会モデルにもとづく合理的配慮の実践研究会第4回」での知見提供
- 2021年12月 小学生向け「社会モデル」教材を使用した授業の実施(5年生8クラス、6年生8クラス *大阪府吹田市の小学校との連携)
- 2022年2月15日 第3回実践報告会の開催(吹田市教育センターとの共催)